はじめに
EWI5000の音色を「安っぽい」「物足りない」と感じたことはありませんか?
本記事では、音色改善のヒントと、実例の音色を一つ紹介します。
設定画面のスクショも載せますので、是非チャレンジしてみてくださいね。
EWI5000の音色を
「安っぽい」 「物足りない」
と感じたことはありませんか?
本記事では、音色改善のヒントと、
実例の音色を一つ紹介します。
設定のスクショも載せますので、
是非チャレンジしてみてくださいね。
音色改善のためのチェックポイント
1. フィルター(Cutoff)を一旦閉じてみよう
EWI5000のプリセット音色は、設定上すべてフィルターが開きっぱなしになっています。
一度しっかり閉じてから、ブレスで開くように設定すると、吹き込みに応じた表情がつきやすくなります。
Cutoffの設定を思い切って左に振り切ってしまいましょう(マイナス100にします)。
2. ブレスによるフィルターや音量の制御
ここでいう “Breath” とはブレス感度の設定ではなく、音色編集画面の中にある「Breath」という項目のことです。
この値を少し上げることで、Cutoffの設定で閉じたフィルターを息の量に応じて再び開き直す挙動にできます。
これで、吹き方次第で音色変化をコントロールでき、表情が豊かになります。
3. Amp Envelopeは一旦フラットな状態を作ろう
具体的にはSustain以外すべてゼロ、Sustainは100に設定します。
基本的に全てこの設定でOKです。
音の出だしがブツブツ言う音色の場合だけ、Attackを本当に少しだけ追加します。
4. リバーブやエフェクトを適切に設定する
プリセットは基本的にエフェクトが非常に弱くかかっていますから、少し足す方向になるかと思います。
曲や環境に合わせて、リバーブやディレイの量・種類を見直すだけでも印象が変わります。
5. 隠し味!?Envelope 2で音が大きく変化する(ことも…)
どこに作用しているかは音色によって異なりますが、音色によっては大きくキャラクターが変わる場合があります。
具体的にはフィルターにかかっているものと、私が確認した限りではモジュレーションの深さが変わるものもありました。
でも一切変わらない音色も多いんですよね…。
正直謎ですが、Sustainを上げ下げすると大きく変わる音色がいくつかあったので、一旦フラットな状態を作ってからSustainを上げ下げしてみると良いです。
へんてこな音だと思っていたのに、Sustainを変えたら綺麗な波形になるものもあり、とっても謎です…。
個人的にはフィルターが変わる系のものの場合、最後の抜け感調整や表情付けに使うと仕上がりが一段階変わると思います。
実例:63番プリセットの改良
参考音源
今回ご紹介するのは、プリセットの「#63 Saw MW Growl」をベースに調整したリードシンセ音色です。
まずは参考音源をご覧ください。
設定スクリーンショット
EWI5000は外部から音色をダウンロードできません。
以下に設定画面のスクショを貼りますので、ちょっと大変ですが手動で設定してみてください。
※保存してる場所が66になっていますが、音色は63を加工したものです。


設定の変更ポイント
1. フィルターのカットオフを-100%に設定し、ブレスで開くように変更
これは単純なので説明不要ですね。
左に振り切ってください。
2. Breathの値を35に設定
Breathは上げれば上げるほど、息に反応してフィルターが開くようになります。
上げると明るくなりますが、上げ過ぎるとちょっと下品になるかもしれません。
鈍くしたい場合は低めに設定します。
フュージョン系だとある程度明るさがないと厳しいため、今回は35にしました。
3. Amp EnvelopeはSustainを100、それ以外はすべてゼロに設定
今回の音はブツブツ言う音ではないので、Attackも0にしています
4. Envelope 2のSustainは85に設定
今回の音色の場合、Envelope 2は恐らくフィルターに効いている?みたいです。
Sustainを上げると音が明るくなり、下げると暗くなります。
耳で聴きながら調整し、100だと明るすぎると感じたため一旦下げました。
カラオケと一緒に演奏しながら少しずつ上げていき、ちょうど良い位置が85でした。
曲によっては、別の値の方が気持ち良く聞こえるかもしれませんね。
5. エフェクト(リバーブ・ディレイ)を適量化
ディレイを短くかけると「ダブリング」といって音が二重に聞こえ、太く感じられます。
逆に長いディレイをかけると、音が繰り返されて幻想的で綺麗な雰囲気になります。
今回は極端に短くはせず、耳で聴きながらちょうど良い位置に設定しました。
基本的には、やまびこが聞こえるほど長くかけると聴きづらくなる場合もあるので、あまりにも乾いた響きにならないギリギリの短さにすることが多いです。
外部エフェクターを使える場合は、非常に短いディレイをまずかけておき、さらに別のディレイを重ねることも可能です。
6. ちょっと変わったブレス設定にしてみました
普通はVoやExもハイレゾで入れている方が多いと思いますが、今回はBrだけにしています。
VoやExを入れると、雰囲気が大人っぽく、さらに繊細な感じになりますが、今回は太い感じで鳴っていてほしかったんですよね。
その場合、Voだけ出すと良い意味でざっくりした感じの音が出ます。
音色の設定だけではなく、こういった部分でも音が大きく変わりますので、試してみる価値はあります。
又、それに伴ってブレスの感度設定(蓋を開けて設定するやつ)を50まで下げました。
普通だとかなり重い設定ですが、この場合ちょうど良く感じましたね。
当然ですが、VoやExを入れても良いので、色々と試してみてくださいね。
※追記(2025/12/16)
最近は吹き心地の問題でやっぱりVoもBrもハイレゾで入れて、感度も軽くして吹いています。
そうすると、音色はちょっと今回の参考動画より明るい感じになります。
お好みで変えてみてください。
まとめ
今回はEWI5000の音色改善のためのポイントと、実際に63番プリセットを改良したリードシンセ音色の設定例をご紹介しました。
フィルターやBreath、Amp Envelopeの調整など、ほんの少しの設定変更でも音の表情は大きく変わります。
プリセットのままでは物足りないと感じたときは、ぜひ今回の方法を参考に試してみてください。
「設定を真似してみたけど、やっぱり思ったように吹きない」
そう思ったら、当教室のレッスンに是非お越しください。
EWI5000はもちろん、その他の機種でも演奏に悩まれている方を徹底サポートします。
EWI以外の機種の場合は奏法の指導がメインになりますが、そちらも是非お問合せください。
「真似してみたけど、思ったように吹けない」
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